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つくば香風寮の里親支援活動日記

【子どもの権利条約】をご存知ですか?



ごきげんよう!

まだお正月気分が抜けないまま仕事や学校始めを
迎えた方も多いのではないでしょうか。


無理せず、ゆっくりと過ごしていきましょう(´∀`*)


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さて今回は新年早々、子どもの権利条約のお話です!

とはいえ、堅苦しい内容ではありませんので
少し長いかもしれませんが、どうか最後までご覧ください(笑)



私達は日々、子ども達の暮らしを守っていますが、
同時に子ども達の人権も守っている、と言えます。


では、一体どんな権利が子ども達にあるのか、
私達大人はどんな権利を守るべきなのかを
今回は考えていきたいと思います。


子どもの権利条約について改めて学ぶ機会は
あまりないかと思います。

2019年は子どもの権利条約が採択されて30周年でした。


そんな節目でもありますので、
ぜひ皆さんも子どもの権利条約についてこのブログとともに
調べてみて、学んでみて、考えてみてください👀✨



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💛 今から30年前の1989年11月20日

第44回国連総会は全会一致で
「子どもの権利条約」を採択しました。


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日本で批准されたのは5年後の1994年5月のことです。

以来、196の国と地域が締結。
世界で最も広く受け入れられている人権条約となりました。


しかしながら、「子どもの権利」という言葉や考えが出てきたのは、ごく最近のことです。
まだまだ子どもを取り巻く厳しい環境は世界各地であります。


まずは、「子どもの権利条約」とはどういうものなのかを知ることで、
自分ができることは何なのか、考えたり実際に行動したりすることに繋がったら幸いです。




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💙 1924年、第一次世界大戦のあと、現在の国際連合の前身である国際連盟は
「ジュネーブ・子どもの権利宣言」を採択しました。


これが「子どもの権利」がおおやけになった最初のものです。


次に、第二次世界大戦後再出発した国連が、
1959年に先のジュネーブ宣言とは別の「子どもの権利宣言」を改めて採択。
1978年に「子どもの権利条約」の最初の草案がポーランド政府から出され、
1979年にポーランドの提案を可決。

そこから条約の草案づくりをはじめました。
これが10年もかかったのです。


そして、1989年11月20日にようやく採択されました。


「宣言」は聞くものですが、
「条約」は実行を約束するものです。


宣言の10か条は54か条に増え、
「人類は」となっていた主語が
「国は」に変わりました。


子どもの権利について国が責任をもつことをはっきりさせ、
世界の国同士が助け合うこともはっきりさせました。

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宣言までの“子どもはおとなに保護され、教育される権利がある”という考え方から
もっと積極的に子ども自身が国やおとなに対して要求する権利をもっているという主体的な考え方に変わりました。


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💓 子どもの権利条約は、
   第1条から第41条までが第1部 
   第42条から第45条までが第2部
   第46条から第54条までが第3部という構成となっています。


今回は、たくさんある「子どもの権利」のなかから、
里親や社会的養護に関連する条について取り上げます。



第19条

1. 締約国は、児童が父母、法定保護者又は児童を監護する他の者による監護を受けている間において、あらゆる形態の身体的若しくは精神的な暴力、傷害若しくは虐待、放置若しくは怠慢な取扱い、不当な取扱い又は搾取(性的虐待を含む。)からその児童を保護するためすべての適当な立法上、行政上、社会上及び教育上の措置をとる。

2. 1の保護措置には、適当な場合には、児童及び児童を監護する者のために必要な援助を与える社会的計画の作成その他の形態による防止のための効果的な手続並びに1に定める児童の不当な取扱いの事件の発見、報告、付託、調査、処置及び事後措置並びに適当な場合には司法の関与に関する効果的な手続を含むものとする。



第20条

1. 一時的若しくは恒久的にその家庭環境を奪われた児童又は児童自身の最善の利益にかんがみその家庭環境にとどまることが認められない児童は、国が与える特別の保護及び援助を受ける権利を有する。

2. 締約国は、自国の国内法に従い、1の児童のための代替的な監護を確保する。

3. 2の監護には、特に、里親委託、イスラム法のカファーラ、養子縁組又は必要な場合には児童の監護のための適当な施設への収容を含むことができる。解決策の検討に当たっては、児童の養育において継続性が望ましいこと並びに児童の種族的、宗教的、文化的及び言語的な背景について、十分な考慮を払うものとする。

第21条

養子縁組の制度を認め又は許容している締約国は、児童の最善の利益について最大の考慮が払われることを確保するものとし、また、
a. 児童の養子縁組が権限のある当局によってのみ認められることを確保する。この場合において、当該権限のある当局は、適用のある法律及び手続に従い、かつ、信頼し得るすべての関連情報に基づき、養子縁組が父母、親族及び法定保護者に関する児童の状況にかんがみ許容されること並びに必要な場合には、関係者が所要のカウンセリングに基づき養子縁組について事情を知らされた上での同意を与えていることを認定する。

b. 児童がその出身国内において里親若しくは養家に託され又は適切な方法で監護を受けることができない場合には、これに代わる児童の監護の手段として国際的な養子縁組を考慮することができることを認める。

c. 国際的な養子縁組が行われる児童が国内における養子縁組の場合における保護及び基準と同等のものを享受することを確保する。

d. 国際的な養子縁組において当該養子縁組が関係者に不当な金銭上の利得をもたらすことがないことを確保するためのすべての適当な措置をとる。

e. 適当な場合には、二国間又は多数国間の取極又は協定を締結することによりこの条の目的を促進し、及びこの枠組みの範囲内で他国における児童の養子縁組が権限のある当局又は機関によって行われることを確保するよう努める。


[子どもの権利条約,第1部,第19条、第20条、第21条]





と明文されています。
この権利を守っているのが、児童養護施設・乳児院であり、
里親制度です。


その子にとって、どんな環境で暮らすことが一番良いのか、
児童相談所や警察、病院、自治体と連携して私達は日々働いています。


これからますます里親さんのニーズは増えるかと思いますが、
社会全体で里親さんを支えながら、ともに子ども達の暮らしを支えていけるよう
我々リクルーターも手を取り合い、寄り添い続ける支援をしていきたいと思います。


以下は、『子どもによる子どものための子どもの権利条約』という本にある内容を引用したものです。
子ども目線で解釈したもので、小学生でも理解できるような文となっており、とても分かりやすいです。




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第19条 親から痛い目に、ひどい目にあわされるなんて。
1 ぼくら子どもだって、人間だ。 
 痛い思いをするのはいやだ。
 いやな思いもしたくない。
 ほうっておかれたくない。
 むりやり働かされたくない。
 もし、お父さんお母さん、それに代わる人が、
 そんないろんな“ひどいこと”をすることがあれば、
 国は、法律をつくるのはもちろん、
 そのほかにそういうことを防ぐために、
 できることは、
 みんなやってほしい。

2 国は、ぼくら子どもや、ぼくらを育てる人たちを、
 助けなきゃいけない。
 ぼくらがひどいあつかいをされることを前もって防ぐため、
 国は“ひどいこと”を見つけて、
 調べて、はっきりさせて、どうするか決めて、
 そのあともちゃんとめんどうみてほしいし、
 もしそうしたほうがいいときには、
 裁判なんかにしてもいい。
 そんな社会のしくみにしてほしい。

第20条 もし家族とくらせなかったら?
1 少しのあいだだけ、またはずっと、
 家族といっしょにくらせなくなった子どもや、
 またはその子にとって、
 家族からはなれたほうがいいという子どもは、
 国にとくべつに護ってもらったり、助けてもらえる。

2 そんなとき、国は法律に合わせて、
 親の代わりのつもりで、
 その子が世話してもらえるようにしてほしい。

3 たとえば、だれかべつの人に親代わりになってもらうことや、
 イスラム法でいうカファーラや、
 それがいい場合には、
 どこかのいい施設に入れてもらうことも入る。
 そういう場合は、たらいまわしにされないこと、
 大人になるまでずっと安心してくらせることが大切だよね。
 そして、その子がどういう中で育ってきたかとか、
 信じる神様、話す言葉なんかを
 十分に考えて、の上のことなんだけどさ。
 (ちなみにカファーラってのはね、
 お父さんお母さん、それに代わる人がいない
 ひとりぼっちの子どもを、
 近くに住む人たちが、“神の子”として、
 力を合わせて育てるしくみのことなんだって。)

第21条 ほかの人が育ててくれる場合は。

自分を生んだお父さんやお母さんじゃない人が、
お父さんお母さんの代わりになるしくみ
(養子縁組、っていうんだけどね)がある国は、
まずそれが、子どもにとっていちばんいいのか、
はっきりさせるようにして、
国は次のことをする。
(a)まず、かってにやっちゃいけなくて、
家庭裁判所(家族の中でおこるもめごとを、みんなの言いぶんを聞いて、
いろいろ考えて決めてくれるところだよ)
などで、その養子縁組をちゃんとみとめてもらうこと。
家庭裁判所などのほうも、
ちゃんと法律に合わせて、
もともとのお父さんやお母さんや子どもについて
よく調べてから、みとめなくちゃいけない。
また、必要だったら、
その養子縁組にかかわりのある人に
いろんなことを知らせてから、
よく相談して、賛成してもらう。

(b)国の中で、
お父さんお母さんの代わりになってくれる人が
見つからないとき、
また、子どもがどうしてもその国では
ちゃんと育ちそうもないとき
(ほら、戦争とか、食べものがたりないとか)だけは、
ほかの国で養子になることがみとめられる。

(c)ほかの国から養子縁組で来た子も、
国の中での養子縁組と同じように、
大切に護ってもらえる。

(d)国と国とのあいだの養子縁組で、
お金もうけをするなんて、
ぜったいだめ。

(e)もし、そうしたほうがいいってときには、
国と国とのあいだでとりきめをして、
ここで言っているようなことができるようにし、
ぼくら子どもの幸せにつながるようにしてほしい。”

小口尚子・福岡鮎美『子どもによる子どものための子どもの権利条約』(1995)小学館pp.74‐84





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権利でも制度でも、「知らない」というだけで
自分の身を守れなかったり損をしてしまったりします。

それは、子どもに限らず大人でもそうだと思います。

私自身もまだまだ知らないこと、勉強不足なことはありますが、
このブログを通して皆さんと共有していけたらと思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


参考文献を下記に記すのでぜひご覧ください!

また、ユニセフ協会(unicef)のホームページでも
見やすく、分かりやすく解説してあります。

そちらも要チェックです!☝☝



≪参考文献≫
小口尚子・福岡鮎美『子どもによる子どものための子どもの権利条約』(1995)小学館
協力/アムネスティ・インターナショナル日本支部+谷川俊太郎

公益財団法人日本ユニセフ協会「子どもにふさわしい世界‐子どもの権利条約採択30周年‐」
『unicef news vol.263 2019 autumn』(2019)pp.1-5
ホームページ https://www.unicef.or.jp



それでは、また次回!



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